[2019年2月28日]
麻しんは感染力が非常に高く、空気・飛沫・接触感染により感染するので、手洗いやマスクのみで予防することはできません。また、免疫を持たない人が感染すると、ほぼ100パーセント発症すると言われています。
麻しんを予防するためには、予防接種が最も有効な予防法です。これまでに接種したことのない方は、かかりつけの医療機関にご相談の上、早めに予防接種(※任意接種)を受けることをお勧めします。
※任意接種とは、受けるかどうかを任意で選択することのできる予防接種です。接種料金は全額自己負担になり、接種後に健康被害(副反応により障害などが出た場合など)を受けた場合は、独立行政法人医薬品医薬機器総合機構法(PMDA法)による救済制度の対象となります。
麻しんとは、麻しんウイルスを原因とする急性の全身感染症です。
◎特徴
(1)感染経路:空気・飛沫・接触感染
(2)潜伏期間:10~12日
(3)症状
発熱、せき、鼻水など「かぜ」と似た症状が2~4日間持続します。一旦熱が下がった後、39度以上の高熱とともに、顔・
首・全身に発しんが現れ4~5日間続きます。
肺炎や中耳炎を合併しやすく、患者1,000人に1人の割合で脳炎など重い合併症を発症すると言われており、生命に関
わる場合もあります。
(4)治療:特効薬はなく対症療法
診察の結果、麻しんの発症が判明した場合は、速やかに保育所・幼稚園・学校・職場などに連絡をしてください。