非核・平和のむら宣言
- 更新日:2015年5月20日
- ID:207

「非核・平和南山城村宣言」制定 1988年
「非核・平和南山城村宣言」
恒久の平和と安全は、人類共通の念願である。
しかるに、核・軍備の拡張は、依然として続けられ、世界平和、人類の生存に深刻な脅威をもたらしている。
我々は、世界最初の核被爆国民として、核兵器の恐ろしさ、被爆者の今なお続く苦しみをかみしめ、この地球上に再び広島長崎のあの惨禍を繰り返してはならないと、世界の人々に訴えるものである。
ここに我々は、日本国憲法に掲げられた恒久平和の理念を日常の村民生活の中に生かし、子々孫々に継承するために、非核・平和南山城村たることを厳粛に宣言するものである。
一 南山城村は、非核三原則(つくらず、持たず、持ち込ませず)の完全な厳守を求める。
一 南山城村は、あらゆる国の核兵器の廃絶と軍縮を求める。
一 南山城村は、核兵器および核兵器積載の疑いあるものの南山城村域への通過、搬入、飛来、貯蔵、滞留を拒否する。
一 南山城村は、核兵器を生涯、配備させない。
一 南山城村は、戦争に協力する事務は行わない。
一 南山城村は、核兵器廃絶の世論の発展のために「広島」「長崎」の被爆の実相と被爆の実態を全ての村民に知らせるように努める。
1988年9月21日
南山城村議会

「原爆の日」、「終戦の日」を迎えるにあたり村長からのメッセージ
今年は、太平洋戦争が終わって61年目の年です。
この戦争で犠牲となった121名もの村民と250万国民の無念を思う時、再び戦争があってはなりません。
今日の平和があるのは、どんな戦争もしないという日本国憲法の精神を国民と政府が守ってきたからです。
自衛隊のイラク派兵が今なお続行され、北朝鮮のミサイル発射が国際平和に不安を投げかけ、憲法九条改正が問題となっている今、
18年前に決議されたこの非核・平和南山城村宣言の持つ意味は大きいものがあります。
戦争と核兵器を無くし平和を守ろうとするこの決議の精神を評価し、あらためて村民みんなで確かめあい平和を築く行動に努めましょう。
2006年7月 南山城村長
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